『鋼の錬金術師』などで知られる荒川弘氏の人気酪農漫画『銀の匙 Silver Spoon』の連載が、6日発売の『週刊少年サンデー』(小学館)49号で約1年5ヶ月ぶりに再開された。表紙のキャッチコピー「物語はクライマックスへ…」と書かれている通り、「最終章」に突入することになり、残り4話で完結することが明かされた。

【画像】最終章に突入した冒頭ページ

 『銀の匙-Silver Spoon-』は、北海道の農業高等学校を舞台とした酪農青春漫画。主人公の八軒勇吾が、寮があるという理由で大蝦夷農業高校に入学するが、農業の厳しい現実にぶつかりながら悪戦苦闘の日々をおくり、手探りながらも自分の進路や生き方について学んでいく。2011年から同誌で連載がスタートし、コミックスは累計発行部数1500万部を突破。13年7~9月、14年1~3月にテレビアニメ化、14年3月にはSexy Zoneの中島健人主演で実写映画が公開された。

 14年ごろから度々、休載しており、同年8月に同誌で「このたび家族が体調を崩してしまいまして、そちらの療養をサポートするため執筆ペースを調整することにしました」と説明し「しばらく、かなりゆっくり掲載になりますが、これからもどうぞよろしくお願いいたします」とメッセージを寄せながら不定期連載になることを説明。

 最近では昨年5月に約10か月ぶりに連載を再開させたが、翌6月に再び休載。今回は約1ヶ月5ヶ月ぶりに連載を再開させ表紙を飾ったが、「最終章、開幕!!!」と題して「ラスト4話!!!!」「物語はクライマックスへ…待望の連載再開!!!!」と残り4話で完結することを告知した。最新話では主人公・八軒の大蝦夷畜産大学受験の結果が発表される物語が描かれている。

 『サンデー』の公式サイトで荒川氏は、連載再開について「ごぶさたしてました、すみませんでした。前回ここに書いたの、2015年12月!?…また前回と同じく、押し入れからライトセーバーを出す時期に…」「ここ数年で、旦那と子供と難病連発して、高額医療だ なんだ 書類だ 手続きだとバタバタしとったのですが、あらためて日本の保険制度ってすごいなと思いました。あと、献血行こうと思いました」とコメントを寄せている。

 また、あわせて自身が今号の『サンデー』を読んだ時の様子を漫画化しており「サンデーにのる号は教えてもらってたけど原稿自体はかなり前に描きあげてあずけてあったので忘れてた。びびった。」ときょうから連載が再開されることを忘れていたと明かした。

 残り4話で完結することについてネット上では「連載再開でうれしいけど、残り4話と知り複雑な気持ち…。でも、最後まで読み続けます!」「この漫画を読んで酪農の興味を持つことができました。ためになった漫画」「終わるのか…。さみしいけど、連載ペースをみたら仕方がないかな」などの声があがっている。

『銀の匙』の連載が再開された『週刊少年サンデー』49号 (C)小学館


(出典 news.nicovideo.jp)

銀の匙 Silver Spoon』(ぎんさじ シルバースプーン)は、荒川弘による日本漫画作品。『週刊少年サンデー』(小学館、以下「サンデー」)2011年19号より連載中。 北海道農業高等学校を舞台とした学園漫画。その他、作中にばんえい競馬も登場している。 原作者は北海道にある酪農家
161キロバイト (25,443 語) - 2019年10月16日 (水) 13:52



(出典 cdnx.natalie.mu)